前々回の記事においてAmazonで新規商品登録する際にUPCまたはEANは入力しないよう書きました。しかし2015年6月に新規商品登録方法が一部変更になったため入力する必要が出てきました。今回はそのことを踏まえて、UPCとEANの調べ方をお伝えしていこうと思います。
目次
並行輸入品の新規出品方法が変更に
2015年3月下旬にアマゾンから出品者に対して案内のメールがあり、その中で新規に海外商品を登録する際にUPCまたはEANが必要になると告知がありました。
アマゾンから出品者に対してメールで送られた案内は以下になります。
今後、並行輸入品の新規出品は、以下の出品方法へ移行となります。(移行期限は、2015年6月12日を予定しています)
並行輸入品の出品に関する詳細は、以下のヘルプページもあわせてご確認ください。
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/200936440[変更点]
1.新規に追加された「販売形態(並行輸入品)」という項目に該当の値(JP Parallel Import)を指定し、商品自体のJAN/UPCコードを入力して出品します。
※商品自体にメーカーから製品コード付与がない場合は、引き続き許可申請が必要となります。
詳細:https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/200317520
2.上記の出品方法を行うと自動的にタイトルに[並行輸入品]と入るようになる為、タイトルへの並行輸入品の記載は不要となります。
3.JAN/UPCコード、および「販売形態(並行輸入品)」の値が一致する並行輸入品は、同じ商品ページに関連づくようになります。※出品者によって異なる内容(保証等)はコンディション説明に記載し、商品説明は商品に関する内容のみを入力するようにしてください。既に登録されている並行輸入品は現段階で変更はありませんが、将来的に新しい登録方法へ移行する予定です。
なお、現段階でも、製品コードと「販売形態(並行輸入品)」項目を追加して更新することは可能となっています。
更新を行う場合は、以下の点にご注意ください。・必須項目は全て入力してアップデートを行ってください。(PartialUpdateの場合、エラーになる可能性があります)
・JANコードがある場合は、必ずJANコードを入力してください。(ASINを指定した更新は行わないようにしてください)
※注意:現在フルフィルメント by Amazonで販売中の商品は、在庫がなくなってから更新してください。販売中に新しい並行輸入品の登録方法へ更新すると、出品情報の関連づけが新規に作成されてしまい販売できなくなる可能性がありますのでご注意ください。
商品登録に必要となるUPCまたはEANが何なのか分からないという方に説明しておくと
EAN:European Article Numberの略で12-13桁の数字からなる商品コード。主に米国外で使用されるコード
になります。
どちらもGTIN(商品情報を特定するため世界的に使用されている標準的な識別コード)の一種です。
UPCを基にEANが作られたのでEANはUPCの上位互換となっています。JANコードはEANの一種となっているため、JANコードもUPCの上位互換となっています。
ですので、もし日本の商品を登録する場合はUPCまたはEANの入力項目はUPCまたはEAN(JANコード)と解釈してJANコードを入力してください。
これまでは商品登録時にUPCまたはEAN免除適用にチェックを入れ、タイトルに「並行輸入品」とつけて出品すればよかったのですが、この度の変更によってUPCまたはEANの項目にコードを入力し、かつ販売形態をJP Parallel Import(並行輸入品)と選択しなくてはいけなくなりました。
販売形態をJP Parallel Importにすることで商品名にわざわざ並行輸入品とつけなくても、商品登録完了時に自動的に並行輸入品と商品名につく点に注意して下さい。
で、ここからが本題なのですが、
アマゾンの商品登録時にUPCまたはEANを入力する必要があるのは分かったけど、じゃあどうやってそれらのコードを調べたらいいの?
という疑問が出てくると思います。ここからはそれについてお伝えしようと思います。
UPCを調べる方法
モノレートUS版で調べる
Amazon.comの商品のASINを使ってモノレートUS版で検索することでUPCを調べることができます。
検索結果では13桁のEANコードが表示されますが、実際には”0″+UPC(12桁)になりますので
アマゾンへの商品登録時はUPC(12桁)を入力するよう気をつけて下さい。
upcitemdbで調べる
upcitemdbというデータベースサイトがあり、商品名で検索することができます。
「Product」という項目を選んで、商品名で検索することでUPCコードが返ってきます。
EANを調べる方法
BARCODE LOOKUPで調べる
BARCODE LOOKUPというサイトがあり商品名からEANを調べられることができます。
主にヨーロッパの商品に使えるサイトです。
UPCも検索できるのでUPC検索としても使うことができます。
EAN-Searchで調べる
このEAN-SearchというデータベースサイトでもEANを調べることができます。
こちらも商品名を入力して検索してみて下さい。
上記は専用のWebサイトを使ってUPC、EANを調べる方法でしたが、
GoogleやYahooなどの検索サイトで「商品名 UPC」、「商品名 EAN」
などで検索し、調べることも可能です。
コード検索サイトを使っても分からないとき
またWebサイトを使わずに調べる方法もあります。
どのサイトを見てもコードが分からなかったという場合に試してみてください。
商品についているコードを確認する
この商品は洋画のブルーレイソフトなのですが、パッケージ裏側にバーコードが表示されており、その下にコードが表示されています。
このようなコードがUPCまたはEANになります。
Amazon.comやebayにある商品とは違って、
ブランドのネットショップでしか販売されていない商品などはこの方法でないとコードを確認できないことが多いかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください。